2011年製作のニュージーランド作品。アルバトロス配給ながらなかなか良くできているB級ホラーだ。
ストーリー
時は第二次大戦下、連合軍のノルマンディー上陸作戦前夜に連合軍兵士2人がナチスの砲台を破壊し無力化する為密かにフランス沿岸部に潜入する。
砲台がある要塞に侵入した彼らはナチス兵士の惨殺死体を次々と発見しパニックに陥る。そして要塞の指令部にいたナチスの狂った将校と謎の女。
見る者の最愛の女性の姿に変身してまうこの女の正体は一体何なのか・・・。
レビュー
低予算を逆手にとってナチスの要塞内部をメイン舞台とし密室劇風にしたのが正解だった。グロ描写も多めで内臓が腹部から飛び出しているシーンもある。特殊メイクは手作り感覚だが手抜きは無く好感が持てた。
感想としてはかなり真面目に作られていて志が高いと感じた。要塞の持つ閉塞感で不安を煽り上手く恐怖に結びつけたオカルト・ホラーの佳作と言えるだろう。戦争とホラーのコラボに興味がある人にはお勧めの作品だ。