2015-02-24
デビルズ・レイプ
2011年製作のイタリア映画。アルバトロス配給作品でパッケージはあくまでイメージだ。磔シーンはあるが何人も磔にされる訳ではなく悪魔も出て来ない。
ストーリー
男3人女2人のグループが深夜に森の奥深くに入り込みドンチャン騒ぎを始める。実は男3人は凶悪なレイプ殺人犯で酔っ払った女性を暴行し陵辱してしまう。
この森には奇妙な石碑や彫像が点在しているのだが実はこの場所は古代ローマの戦士が眠る聖域だった。次々と姿を現す戦士たちに5人は血祭りにあげられて行く。
レビュー
作品の雰囲気は1980年代のスプラッタ・ホラーに良く似ており情け容赦のない残酷描写はルチオ・フルチ監督の一連の作品を彷彿とさせる。特殊メイク担当はダリオ・アルジェント監督の作品を数多く手掛けたセルジオ・スティヴェレッティ。
鉈で首を飛ばされ、素手で首を捻じ切られ、磔にされて心臓を槍で貫かれ、石斧で頭を砕かれて脳みそが飛び散るなどかなり派手な殺戮シーンが満載でスプラッタ・ホラーマニアが大満足すること間違いなしだ。
しかし変態男3人組は自業自得だが陵辱されたあげく古代の戦士にトドメを刺される女性は浮かばれない。この後味の悪さもイタリアン・ホラーならではだろうか。
古代の戦士は兜と甲冑の形が個性的で全身灰色というなかなか不気味なデザイン。ストーリーや演出はかなりアバウトなので細かい事は気にせずとにかく血しぶきを見たい人にはお勧めの作品だ。
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