2015-02-03

サベージ・キラー


2013年製作のアメリカ映画。理不尽な暴力で命を奪われた女性の壮絶な復讐劇だ。

ストーリー
聾唖の女性ゾーイは離れた土地に住む婚約者のもとに向かってひとり車を走らせていた。しかし道中で悪党共に捕まり陵辱されたうえに無残に殺害され埋められてしまう。

元々インディアンが住んでいたこの地の呪術医に偶然発見され彼の儀式によって蘇った彼女は壮絶な復讐を始める。彼女が蘇る際ある事が同時に起きるのだがその結果彼女の身体能力は超人的になっていた。

レビュー
ゾーイ役のアマンダ・エイドリアンは華奢で線の細い女優なのだが、か細い身体が俊敏な動きで高速移動し手足から強力な攻撃を繰り出すカッコよさにはホレボレしてしまった。また弓矢、斧、ナイフなどの武器も器用に使いこなすのだ。

グロ描写はこれ以上は無い程過激で内臓引きずり出し、頭部切断、腕切断、心臓掴み出し、目玉串刺し等てんこもりだ。ゾーイは身体にダメージを受けながらもクズ共は徹底的に駆除してしまうのでとても痛快な作品になっている。

しかし特別な力で蘇ったとはいえ身体はどんどん朽ちていく。彼女を探しに来た婚約者とゾーイの再会は悲痛なもので哀しい二人の別れのシーンには胸が詰まった。グロシーンが強烈なので万人向けではないが多くの人に観てもらいたい傑作だ。