2011年製作のアメリカ映画。主演がダニエル・クレイグ、共演がレイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツという豪華な顔ぶれのサスペンスドラマだ。
ストーリー
仕事を辞め作家として出直す為に新しい家に引越したウィルと妻、幼い二人の娘だが引越し早々家の外を何者かがうろつき始める。
そしてこの家は5年前に住んでいた一家が殺害されたいわく付きの物件だという事が分かる。殺害されたのは妻と子供で夫は頭を銃で撃たれ重傷、犯人と疑われたが精神疾患と判断され精神病院に収監されたらしいとの噂だ。
家の周りをうろついているのはこの家族殺し容疑の夫ではないかと考えたウィルは独自で調査を開始するが・・・。
レビュー
この作品、中盤で重大な事実が唐突に明らかになる。普通であればこれがラストのオチであっても不思議は無い程の驚愕の事実だ。
この展開からサスペンスの衣は纏っているが監督のジム・シェリダンが描きたかったのは実は家族愛のドラマだったことが分かって来る。
ウィルを演じるダニエル・クレイグと妻役のレイチェル・ワイズの演技が素晴らしく鑑賞後に何とも言えない余韻を残してくれる。一応サスペンス映画としての結末は用意されておりその点でも不満が残る事は無かった。
結果的にハッピー・エンドなのかもしれないが家族との永久の別れはやはり悲しいものだ。どうか目頭を熱くしながら心ゆくまで鑑賞していただきたい。
https://tenebrae82.blogspot.com/2015/02/blog-post_19.htmlドリーム・ハウス